アパレル社員からフリーランスになるまでの道のり③ ブラック企業編〜

スポンサーリンク
アパレル

私が、フリーランスになるまでに色々なアパレル企業に転職したいた時のお話です。(5社転職経験)色々な業種からベンチャー、大手アパレル、老舗アパレル、好感度セレクトショップ等の経験を経てフリーランスになるまでの道のりをストーリー仕立てに書いております。転職や、会社の中での立ち回りだったり色々ご参考になればと思います。

 

過去の道のりシリーズは下記にてご覧ください。


道のり① 道のり②

目次

先を見ないでの退職。。。

道のり② に書いていた通り、ガールズマーケットで当時めちゃめちゃ売れていたブランドに約6年いた私は、次の道へ進むことになったのです。

まず、何も決めないで辞めた私は有給という3ヵ月のロングバケーションの始まりです。さっそく沖縄に旅行にでかけました。私は何故か、仕事を変える又は辞める時に何故か沖縄にいく計画があるんです。いや。。。沖縄に行くってなると何かが起こるのかもしれませんね!笑

何も次を決めないで辞めた私は、沖縄から帰ってきて段々焦りが増していくのがわかりました。なんて言ったって次の給料が出たら最後だってわかった時には、焦りがMAXです。

しかし、人を返してアパレルの人材エージェントの方を紹介してもらったり、転職サイトに登録したりハローワークに通ったり、転職活動に必死になりましたが、3ヶ月たっても一向に決まる気配がありません。

転職活動は、初めてから3ヶ月で内定貰うかその一歩手前までいかないとピークを逃して、モチベーションも下がるのです。
転職活動の3ヶ月目安の流れ
  1. 書類選考。。。合否通知まで約2週間(さらに、合格したら次の面接にって調整で1週間)
  2. 1次面接。。。合否通知まで約2週間 ここで既に1カ月経過。
  3. 2次面接。。。大体、ここで内定。ここでも2週間
  4. 内定。。。ここで、最短で2カ月。内定の返事まで約2週間
  5. 条件交渉。。。条件交渉で約1週間

この流れが分からず、辞めてしまったのです。。。面接に行けどもうまくいかず、ブラック企業を紹介されたりと、苦戦していました。



しかし、ひょんな所からベンチャーアパレルに転職することになったのです。きっかけは知人の紹介です。今思うと転職って知人の紹介が一番、転職率が高かったな〜っと。辞めた当時は、イケイケの会社だったので、競合企業からのお誘いは個人的に受けてましたが、同じ業界はやりたくなかったので、断りました。

※転職エージェントを使うと企業側からしたら、年収の20%〜30%は取られてしまうんです!
しかし、やっぱりプロですからね!転職するならエージェントは絶対に登録しましょう!!!

辞めた時(辞める前)に絶対にした方がいいこと。

辞める前には、転職エージェントの登録等事前な準備が大事ですが、自分が辞めて次のステップを考えている事を社外の人や社内の人に匂わすってすごい大事です。経験論ですが、自分が動くタイミングで動こうとしてもそのタイミングが必ずしもそうとは限りません。だったら自分から回りに【次のステップを考えてる】って事だけでも伝えていれば、ふとしたタイミングで話が来るのです。

いざベンチャーアパレルへ!

今、思うと当時はガムシャラに仕事してきたので、ギャラがどうだとかどうでも良かったんです。ただ一番の自分の条件としては、やりがいがあるかどうかでした。そうですっ!本当に1から会社とブランドを立ち上げるって事を今までやってなかったので、やってみようと思ったのです!



ベンチャーってすごい大変。

入社した当初は、私を含めて4人。社長と右腕の方、元お水で素人のPR。事務所を間借りしていました。でもすごくゆったりした時間を過ごしていたんですよね。当時入った時期は10月。その事業がスタートしたのは、その年の7月。なにも進行していなかったのです。笑

年内は、商品サンプルでMDを考えて、事務所を引っ越ししてデベロッパー向けの展示会をして出店場所の検討をしようと会議で決まりました。私の役割は、年明けにMDがくるまで営業兼MDでしたね。そうです。年内はすごくゆったりしていました。

年が明けると、展示会やら事務所の引っ越しやら、方向性やらでいきなり激務になりました。外部契約で当時流行りのディレクター(今でいうとインフルエンサー)の契約をお店が決まる前に社長が契約解除してしまったのです。。。

ベンチャーって少人数でなんでもやるので、社長の意向がダイレクトに反映するんですよね。よくも悪くもその社長は思考が「宇宙」だったので、次の日に意見が180°変わっていたり振り回されっぱなしな日々で、いつも深夜のAM:4:00近くまでやったりと。。。ある時、OPEN前のイベントでモールの広場を借りる事になったのです。キャパの人数は2000人!!通常、200万かかる所をショッピングモールのイベントも大物タレントをゲストにするから、イベント代をタダにさせろって言われタダにしたら、1週間前に【やっぱりダメだった】みたいな事がざらにありました。笑

お気づきかもしれませんが、完全純度100%のブラック企業だったのです。そもそも社長が自らお金を出したのではなく、ちゃんと出資して貰っていたんですよね。。。

ここで、このブラック企業の被害報告です。
  • 鬱…2名(社長の理解不能な言動と時間外労働が原因)
  • 十円ハゲ…1名(同上。ハゲの箇所は6箇所)
  • 最初は気に入られて後に裁判…1名(最初はお気に入り。しかし、後にブラックだと気付き訴えたが逆に訴えられる)
  • 経理の入れ替え把握しているだけでも…4名(知りたくもないが、色々あったのでしょう。)
  • 窃盗の濡れ衣で弁償金10万…1名…(某有名レストランチェーンの食事券10万のチケット紛失)
  • 外部の契約金踏み倒し…2名(弁護士をつけて契約書の中身で相手の不備を見つけてそこを叩く)

はい。期間でいうとたった3ヶ月です。笑 色々ありました。それでも、同時に3店舗の実店舗のOPENが迫っていたのと、ECモールにも出店と今は自分にできる事をやるしかないと。。。自分も鬱になりかけましたが、何とかやってい矢先、事件が起こるのです。



辞めるに至った経緯。

なんとかOPENしていき、ホッとしたのも束の間。OPENしたのは、3店舗全て大阪だったのです。仕切る人もいないので、1カ月間長期出張としてウィークリーマンションで滞在することになったのです。同時に3店舗ともなると、経験豊かな店長が必要になりますよね。そこで、人伝いに販売のスペシャリストを紹介してもらったんです。本当に素晴らしい店長たちでしたね!

が、しかしその販売スタッフの事で大事件が。。。

店長以外のスタッフは、ほぼ未経験。そんな中、思考が宇宙の社長がこんな一言を言い放ったのです。【5秒で声掛け徹底】等の社長みずから販売マニュアルを作成】のマニュアルがそれはもう見るに堪えない内容でした。はい。当然OPEN1カ月以内で半分以上販売スタッフが辞めていきました。

それが、どうしても耐えれなかった私は、社長の右腕の方に物申したのです。そうしたら、次の言葉が返ってきました。

  • 店長使えん辞めさせる!
  • どいつも使えん!
  • 俺に意見するな!

はい。完全に独裁国家だったのです。

まさにブラック企業そのものであります!

本当に輝かしい実績の店長たちを辞めさせるってどうかしてます。これがきっかけでわずか8カ月のベンチャー人生を終えたのです。辞める時も実質クビみたいなものでしたけどね!笑

もちろん、有給なんてものもありません。そうです。またやってしまったんです。次を決めずに辞めるって事を。。。



まとめ

まぁ色々ありましたが、ベンチャー経験できて良かったです。ベンチャーは本当に0から1にする事しか無かったんです。一つ前の大手アパレルだと何かあれば、ジョイントの部署が対応してくれますし、1のものだったら、ブラッシュアップすればいいだけですからね!笑 極端に言うと自分の仕事だけを最大限にやれば良かったわけです。何もわからない所からやるって今思えば今の自分の財産になってるなぁと。

次回予告。。。

さらなる、試練へ!老舗婦人靴企業へ転職!からの好感度セレクトへ転職!!!

コメント