私は、以前ブラック企業と呼べるベンチャーアパレルで働いていました。
本当にゼロからのスタートで覚悟はしていたのですが、地獄とはまさにこの事と言えるお話をまずはさせて頂きたいと思います。
■ベンチャーアパレルに入るきっかけ
当時は上場まえのアパレル企業に約7年勤めていたのですが、新たにチャレンジしたいと思い当時の同僚の方に「アパレル始める人」を紹介してもらいました。
これが初めての転職になるとは夢にも思わなかったです。
紹介してもらったその方は、これから会社とブランドを立ち上げて有名はタレントを使った海外風ブランドにするとの展望を語ってもらった。
ブランド自体は面白そうだと思ったのですが、条件面を聞いて無かったので確認すると、【25万】の提示がありました。
え?
そんな安いなんてビックリしました。なんせその年で当時の私は「30才」になるし、前職よりも年収が下がるからです。
新卒並みの給料を提示されて、前職で7年全力で働いてその提示額とは…
一度話を持ち帰り、来週までに返事をと言われたので給料の交渉をしようと思い、お話を頂いた方に連絡して、私は「30万」でいかがでしょうか?と提示しました。
先方の返事は…
先方「26万が限界だな…」
私「では28万はいかがでしょう?これ以下ですと難しいです。」とキッパリ!
先方「一度確認する。」
これでダメだったら他を探そうとしました。
しかし、翌日あっさりOKが出ました!w
後で、気付いたのですが、前職はボーナスが出ていたのですが、この会社に入って気づいたのですがボーナス何てベンチャーにあるわけないので結局年収は下がってしまいました。
でも、当時は夢がありました!その会社で頑張って業績があがったら全員役員だと…!社長に言われたので、夢と希望と野望に満ち溢れていたのです。
でも、現実は全く違う事に後々気付いていくのです。。。w
■いざ入社!
入社当日が来ました。場所が分からないので近くにて待ち合わせをしてくれるとの事でした。
待ち合わせをしたのは、バッチリメイクを決めてキレ可愛い女性だったのです。
「あれっ」めちゃくちゃ楽しみになってきたのです!
こんな娘と一緒に働けるとは転職サイコーとも思っていました!w
案内されたのは、社長のお知り合いのIT系の事務所を間借りしているらしいのです。
■新メンバー加入
え?
えーーーっ!
このMDの方は、社長が会社をやるにあたりスタートメンバーで最初から声を掛けていた人なのです。昔、一緒に仕事した事があるのに、いきなりクビにするってめちゃくちゃやんと思いました!
でも仕事は出来なかったのです。
内心は「だったら最初から声かけなければいいのに。。。」
40才の年の方をクビにするって相当だなと思い、MDの方と社長が話している部屋に入っていき、何とかクビにならないように出来ないかと直談判した所、社長から一言。
「お前の下につけるからそれでもダメだったらクビです」
この時代にあっさりクビを言い渡され、40才のおじさんが大泣きしている様を見てとても複雑な気持ちになったのを覚えています。
何んとか、MDの方のクビは回避できたのですがまたまた事件が巻き起こるのです。
ここからが本当の地獄だったと今でも思います。
後半に続く。